リトミックのレッスン

リトミックとは、リズムを題材にして音楽的な基礎能力だけでなく、

人間的にも成長できるように考えられたメソードです。

幼い子どもたちのための教育は、むやみに知識を詰め込むのではなく、

まずは人間として成長するための基礎をつくることが重要です。

音楽に合わせて身体運動を行うことで

子どもたちの生命を「強化・覚醒・発展」させることができると考えられています。

また、状況判断・予測などの思考判断を要する全身運動（リトミック）は

脳の運動制御機能や知的機能の発達促進に有効であると考えられています。

またモンテッソーリの思想と共通するものであり、その教育法もリトミックの中に随所に取り入れられています。

レッスンでは、即時反応・拍と数・拍子活動・音楽と動き・自己表現・ソルフェージュ

といった活動を行います。レッスンの中で「こんにちは」「まるくなって」「かたづけましょう」

「ありがとう」などの言葉にはメロディーが付きます。言葉には音の高低がありリズムがあります。

その言葉はビートを生み出し、そして拍子、フレーズの理解へと繋がっていきます。

どの活動にも必ず取り入れられているのが即時反応というものです。

余儀ない状況に置かれても即座にまた素直にそして困難な思考に陥ることなく対応できる

という即時反応力を身につけることもリトミックの大きな目標の一つです。

音楽が急に止まったら…次に何が起こるのか集中して耳を澄ませます。

（思考力と集中力を養います）音楽が速くなったら、ゆっくりになったら、

高い音が鳴ったら…と様々な状況の中で反応する活動です。

音楽は目に見えるものではありません。心で感じるものです。巷のあふれる音楽！

音楽は無くてはならないものだと感じます。

歩く・走る・ジャンプする…私たちは知らずにビートを刻んでいます。

話す・笑う…言葉にはリズムがあります。

子どもたちが持っている見えない力を最大限に引き出すお手伝いができたらと考えています。